保険料減で年金保障?育児短時間勤務者の育休終了時改定と養育期間特例措置

育児介護休業法では、3歳に満たない子を養育する労働者の仕事と育児の両立支援のため、所定労働時間の短縮措置等を企業に義務付けています(育介法23)。

厚生労働省の「令和元年度雇用均等基本調査」によると、所定労働時間短縮措置の最長利用期間は、3歳未満としている企業が38.4%、3歳以上は61.6%と、3分の2の企業で、法的要件を超える期間が定められています。

短時間勤務制度の利用で保育園の送迎等の時間は確保できますが、経済的には、時短分の給与は減額されることが一般的です。

そのため、育児短時間勤務者を経済的に支援する特例措置が設けられています。

育児休業等終了時改定と養育期間特例措置です。

今回は、育児短時間勤務者に対する「育児休業終了後の社会保険料の特例」と「3歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例」の2つの特例について、確認することとします。

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『アウトプット大全』~意識と行動を変える重要性がわかる本~

人生はアウトプットで変わります。

本書の著者のアウトプットが、超絶です。

メルマガ毎日発行13年、Facebook毎日更新8年、Youtube毎日更新5年。

超人です。

凡人には真似できない芸当です。

アウトプット「大全」というタイトルの通り、80の具体的なアウトプット法が本書に凝縮されています。

今回は、80のアウトプット法から、意識と行動を変える3つを厳選して紹介します。

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手取り増で年金減?選択制の確定拠出年金で減額される5つの年金・給付金

選択制」の企業型確定拠出年金は、給与の一部を、確定拠出年金として、拠出・運用する仕組みです。

選択制という名の通り、拠出するか否かは、会社員自身が選択します。

掛金を拠出する場合は、給与が減額されるため、「給与減額型」の確定拠出年金ともよばれます。

給与減額されることで、税金と社会保険料負担は、大きく軽減されます。

一方で、社会保険料の負担軽減は、社会保障給付の減額につながります。

負担」と「給付」の関係です。

今回は、選択制の確定拠出年金制度における掛金拠出と社会保障給付の減額の関連性を理解するとともに、5つのライフイベントごと年金・給付金の減額対策も検討することとします。

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経過的加算?国民年金未納期間も厚生年金加入期間で穴埋めされる仕組み

国民年金は20歳になると納付義務が生じます。

厚生労働省の平成29年の国民年金被保険者実態調査 によると、学生の納付率は23%。

4人に3人は、国民年金保険料を、実質、未納です。

未納者の大半は学生納付特例制度の利用者ですが、学生納付特例制度を利用しても、老齢基礎年金の納付済月数には加算されないため、老齢基礎年金は増えません。

未納の国民年金保険料は、追納する、又は、60歳以降に任意加入することで、老齢基礎年金を満額にすることが可能です。

ですが、追納も任意加入もせずに、実質的に未納期間を穴埋めできる仕組みがあります。

それが、厚生年金の経過的加算です。

今回は、厚生年金の経過的加算の制度化の背景と仕組みを理解し、どのように未納の国民年金が厚生年金で穴埋めされるのか具体例で確認しましょう。

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法令・通達と裁判例でわかる!賃金支払いの5つの原則とその例外

給与デジタル払いの法制度化の議論が、厚生労働省の労働政策審議会労働条件分科会 で進んでいます。

労働基準法では、通貨払いの原則が、規定されています。

給与デジタル払いの法制度化の際は、労働基準法施行規則に、通貨払いの例外として規定されるでしょう。

通貨払いの原則も含め、賃金支払いには「5つの原則」があります。

労働者の生活保障の観点から定められた5つの原則は、時代の変化にあわせ、変遷してきました。

今回は、賃金支払いの5つの原則の法制趣旨を理解するとともに、法令・通達と裁判例も参照し、賃金支払いの原則と例外について、確認することにします。

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