退職後の健康保険はどれがトク?3つの選択肢のメリットとデメリット

日本は、国民皆保険です。

すべての人が何らかの公的医療保険制度に加入しています。

退職するとそれまで勤務先で加入していた健康保険からは外れます。

再就職先が決まっている場合は、再就職先の健康保険に加入することとなりますので、考えることはありません。

再就職しない場合の選択肢は、3つです。

一つ目は、健康保険の任意継続被保険者になること。

二つ目は、市区町村の国民健康保険に加入すること。

三つ目は、家族の健康保険の被扶養者になること。

今回は、退職後の健康保険の3つの選択肢のメリットとデメリットを確認し、どれを選べばトクなのか結論づけましょう。

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どっちが停止?傷病手当金と障害・老齢年金や休業補償・出産手当金との併給調整

傷病手当金は、健康保険の被保険者が、業務外の事由により、療養のため労務に服することができないとき、その労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から、労務に服することができない期間、支給されます(健保法第99条)。

支給期間は最長で1年6か月、支給額はおおよそ月給の3分の2に相当する額です。

2018年度の支給件数は約200万件、支給額は約3900億円にものぼります。

傷病手当金の支給事由と同一事由により他の給付金が支給される場合などは、過剰給付を防ぐため、一方の支給を行わない、又は、一方の支給を減額するという調整が行われます。

この調整のことを、併給調整といいます。

今回は、傷病手当金と他の年金や給付金との併給調整について、確認することとします。

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国民年金保険料の納付率が9年連続上昇?納付率が上昇をつづける厳しい現実

厚生労働省によると、2020年度の国民年金保険料の納付率は71.5%と9年連続で上昇しました。

納付率の対象となる2020年度末の国民年金第1号被保険者は1449万人。

そのうち、保険料納付者は、726万人。

単純に人数で割り算すると、納付率は726万人÷1449万人=50.1%となり、ギリギリ50%を超える水準にとどまります。

厚生労働省の公表数字とは、大きく乖離します。

答えは、とてもシンプルです。

納付率の分母には、納付を免除された免除者の免除月数は含まれません

今回は、国民年金の納付率・免除者・免除割合の推移を確認し、上昇を続ける国民年金の納付率の実態を確認してみましょう。

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45時間超なら会社都合?長時間残業で退職した場合の失業手当の優遇措置

自己都合退職の場合、失業手当は、すぐには、もらえません。

安易な離職を制限する趣旨で、自己都合退職には給付制限期間(2か月又は3か月)が設けられています。

しかしながら、長時間残業が続き、やむを得ず、自己都合退職する人もいるでしょう。

そのような人に、失業保険制度では、優遇措置を設けています。

長時間残業が基準値を超えた場合は、給付制限期間なしで、すぐに、失業手当を受給することが可能となります。

失業手当の受給資格区分が、倒産・解雇と同様の特定受給資格として認定されるためです。

いわゆる会社都合退職の扱いとなります。

今回は、特定受給資格者の優遇措置と、特定受給資格者として認定される長時間残業の基準値を紹介します。

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給与仕訳の仕組みがわかる!5つの基本ブロックと8つの組み合わせブロック

人事労務担当者が、理解しておきたい周辺知識といえば、仕訳でしょう。

会社の費用で多くの部分を占める人件費。

売上高に占める人件費の割合は売上高人件費率という重要な経営指標です。

適切な計算と適切な記録は、表裏一体です。

給与や賞与の支給、通勤費の支給、税金や社会保険料の控除、立替金の精算、会社負担の社会保険料の計上など、計算処理のあとには、仕訳という記録が必要となります。

今回は、仕訳の仕組みを5つの基本ブロックと8つの組み合わせブロックで理解し、具体的な給与仕訳の具体例で使い方を確認することとします。

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