2022年4月からは満額支給?在職老齢年金の支給停止基準額の変更

在職老齢年金制度とは、60歳以上の老齢厚生年金受給者を対象として、賃金と年金の合計額が一定額以上となる場合に、年金額の全部または一部を支給停止する仕組みです。

現行の制度は、65歳未満の低在老(低所得者在職老齢年金)と、65歳以上の高在老(高所得者在職老齢年金)の2つの制度があります。

2つの制度には、それぞれ在職老齢年金の支給停止の基準額(支給停止調整額)が設定されています。

支給停止の基準額は、低在老は28万円、高在老は47万円です。

2022年4月からは、支給停止の基準額は、47万円に一本化されます。

今回は、在職老齢年金の支給停止額の法改正の概要と計算方法の変更について、確認します。

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わずか3ステップで完成!人事職種のスキルマップの作り方

スキルマップとは、業務で必要なスキルを分類・階層化し、各人のスキル保持状況を「見える化」した表です。

厚生労働省は、9の職種と56の業種について、『職業能力評価基準』としてスキルマップを策定しています。

職業能力評価基準とは、仕事をこなすために必要な「知識」と「技術・技能」に加えて、「職務遂行能力」を、業種別、職種・職務別に整理したものです。

業種横断的な9の職種の一つに「人事」の職種があり、「人事・人材開発」と「労務管理」の二つ職務に分類しています。

今回は、厚生労働省の人事職種の職業能力評価基準を参考に、スキルマップ作成の3ステップを確認しましょう。

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相続財産で非課税?役職員の死亡後に支給する退職金の課税関係と作成書類

所得税法上の退職所得とは、退職手当、一時恩給その他の退職により一時に受ける給与及びこれらの性質を有する給与に係る所得をいいます。

通常の退職金であれば、勤務先は所得税法の規定による源泉徴収が必要です。

しかしながら、役職員の死亡に基因し、遺族に支払う退職金については、死亡した役職員の勤務先での源泉徴収は要しません。

死亡時までに支給期が到来し、被相続人の死亡後3年以内に支給が確定したものは、みなし相続財産として相続税の課税対象となるためです。

退職所得に該当しないため、勤務先は『退職所得の源泉徴収票』の作成は不要です。

代わりに『退職手当等受給者別支払調書』の作成が必要となります。

今回は、役職員の死亡後に遺族に支給する退職金の課税関係と作成書類について、確認します。

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社会保険二重加入?二以上事業所勤務者の届出手続きと保険料按分負担の仕組み

平成28年10月に、健康保険・厚生年金保険の社会保険加入要件が明確化されました。

原則の社会保険加入要件は「1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が常時雇用者の4分の3以上」となります。

平成28年10月からは、短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大の措置も講じられています。

短時間労働者の適用拡大措置により、週の所定労働時間が20時間以上等の所定の要件を満たす場合も、社会保険に加入することができるようになりました。

労働時間の概念のない役員として複数社に就任している場合や、副業により同時に複数社で週20時間以上勤務する場合等は、同時に複数の会社で、社会保険加入要件を満たすことがあります。

複数の会社で社会保険加入要件を満たす人を、二以上事業所勤務者といいます。

今回は、複数の会社(事業所)で社会保険加入要件を満たす二以上事業所勤務者の届出手続きと保険料按分の仕組みについて確認してみましょう。

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3年で正社員?派遣3年ルールの2つの期間制限と抵触日後の4つの雇用安定措置

2015年の労働者派遣法の改正により、派遣労働者が同一の派遣先で3年を超えて働くことが、原則できなくなりました。

いわゆる「派遣3年ルール」です。

期間制限となる3年経過後の最初の日を「抵触日」と呼びます。

抵触日後、派遣元となる派遣会社には、派遣先に直接雇用の依頼等の雇用安定措置が求められます。

今回は、派遣3年ルールの基本となる2つの期間制限の内容と、抵触日後に派遣元に課される4つの雇用安定措置について、確認しましょう。

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