CSVデータを、そのままExcelに貼り付けすると、先頭の0が落ちます。
いわゆる「0(ゼロ)落ち」が発生します。
例えば、郵便番号は全国統一で7桁です。北海道・東北の一部は0(ゼロ)はじまりです。
また、社員番号は各企業で桁数を決定し、運用していることでしょう。
先頭の0が消えると、桁が揃わずデータの検索も参照も、うまくいきません。
今回は、0(ゼロ)落ちした値を、Excelで一括変換する関数をご紹介します。
1.RIGHT関数
RIGHT関数とは「文字列の末尾から指定された文字数の文字を返す」関数です。
0落ちした郵便番号の先頭に0をつけて、7桁に揃えてみましょう。
RIGHT関数の設定例は、以下です。
<例>RIGHT関数で0落ちした[A2]セルの値を「7桁」にする場合の設定
=RIGHT(“0000000″&A2,7)
関数の内容としては、文字列として「“0000000”」(7桁なので0を7つ)と対象セルの「A2」を「&」で結合する式を設定し、郵便番号の文字数は7桁なので「7」を設定します。
RIGHT関数による一括変換の手順を図で説明すると、以下です。
↓ クリックして拡大 ↓
2.TEXT関数
TEXT関数でも、0落ちを解消することができます。
TEXT関数とは「数値に指定した書式を設定し文字列に変換した結果を返す」関数です。
TEXT関数の設定例は、以下です。
<例>TEXT関数で0落ちした[A2]セルの値を「7桁」にする場合の設定
=TEXT(A2,”0000000″)
TEXT関数による一括変換の手順を図で説明すると、以下です。
↓ クリックして拡大 ↓
一括変換後に貼付したセルの表示形式を「文字列」にしておかないと、セルをダブルクリックすると、また、0落ちが発生してしまいます。
セルの表示形式は、忘れずに、「文字列」にしておきましょう。
以上
written by suchika-hakaru