新型コロナウイルス感染症の第7波は、これまでの波をはるかに上回るペースで急拡大しています。
厚生労働省は、オミクロン株の重症化率の低さや従来株と比べて潜伏期間と発症間隔が短い等の特徴や、社会機能維持を勘案し、2022年7月22日より、コロナ濃厚接触者の待機期間を最短3日に短縮しました。
今回は、2022年7月22日以降の新型コロナウイルス感染者・濃厚接触者の療養・待機期間の基準により、療養期間・待機期間を早見表形式で確認します。
1.コロナ療養・待機期間の基準
はじめに、2022年7月22日以降のコロナ感染者・濃厚接触者の療養・待機期間の基準を確認します。
1-1.感染者の療養期間
感染者の原則の療養期間は、以下となります。
発症日の翌日から10日間が経過し、かつ、症状軽快後72時間を経過した場合
療養期間の数え方のポイントとしては、発症日は0日目とすることです。
症状軽快とは、解熱剤を使用せずに解熱し、かつ、呼吸器症状が改善傾向にある状態をいいます。
なお、無症状の場合の療養期間は、検査日の翌日から7日間を経過した場合が、基準となります。
1-2.濃厚接触者の待機期間
濃厚接触者とは、感染者で症状のある人では症状出現から2日前、症状のない人では検査日から2日前の期間に、接触があった人(同居している人等)をいいます。
濃厚接触者の原則の待機期間は、以下となります。
感染者との最終接触日の翌日から5日間が経過した場合
最終接触日は、感染者の発症日(無症状の場合は検査日)、又は、発症日以降に住居内で感染対策を講じた日のいずれか遅い日となります。
待機期間の数え方としては、感染者の発症日と同様、濃厚接触者の最終接触日は0日目とします。
最終接触日の翌日から、2日目及び3日目に抗原検査で陰性を確認した場合は、3日目から待機解除となります。
2.コロナ療養・待機期間の早見表
感染者の療養期間と濃厚接触者の待機期間を早見表にすると、以下となります。
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🔶パターン1:感染者で症状有り【療養期間10日間】
発症日を0日目として、発症日の翌日から10日間が療養期間です。
なお、症状軽快から72時間経過していることも、療養解除の条件となります。
🔶パターン2:感染者で症状なし【療養期間7日間】
検査日を0日目として、検査日の翌日から7日間が療養期間です。
🔷パターン3:濃厚接触者で抗原検査なし【待機期間5日間】
最終接触日を0日目として、最終接触日の翌日から5日間が待機期間です。
🔷パターン4:濃厚接触者で抗原検査有り【待機期間最短3日間】
最終接触日を0日目として、最終接触日の翌日から2日目と3日目にいずれも抗原検査で陰性が確認されれば、3日目の抗原検査で陰性を確認できた時点で待機解除となります。
東京都は、療養・待機期間の算定ツールを公開しています。参考にしましょう。
🔎 オミクロン株 療養期間・待機期間の目安算定ツール|東京都
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/waitperiod/waitperiod.html
以上
written by tantosya-masao