『リーダーの仮面』~稼ぐマネジメントの勘所がわかる本~

古代より、人類は、多くの、仮面を産み出してきました。

仮面舞踏会、仮面浪人、仮面夫婦――そして、仮面ライダー。

仮面は、本能的な変身願望を満たし、不安や弱い自分を超越させる存在です。

プレイングマネジャーが常態化した昨今、リーダーのマネジメントの悩みはつきません。

そんな悩み多きリーダーの必読の書が、安藤広大さん著の『リーダーの仮面』です。

部下を成長させチームの成果を最大化させる」ためのマネジメントの勘所がわかります。

本書を読み、仮面をかぶり、マネジメントの悩みから解放されましょう。

1.空気は読まない

リーダーが感情的に寄り添うことをやめられるかどうかが鍵を握っている。」

好かれるための早道は、相手に寄り添うこと。

本書では、それを放棄することを求めます。

寄り添うことの代わりに、「ルールを作り、それを守らせる。」ことを、本書は推奨します。

作ったルールを、例外なく運用することで、職場の混乱はなくなります。

例外ない運用により、余計な感情が発生せず、人間関係は円滑化します。

不要な気遣いや腹の探り合いはなくなり、自分の仕事に集中することができます。

ルールには、明確さが求められます。

みんなでオフィスをきれいにしようという、「標語のようなルールでは、誰も掃除をやりません。」

明確なルールを作り、感情を横におくことで、人間関係の悩みから解放されます。

2.お願いはしない

仕事を振ることは、子どもにお使いを頼むのとは訳が違う。」

子どものおつかい番組は、感動します。

大人のおつかい番組では、感動できません。

部下のご機嫌を伺うような指示では、部下は言い訳を考えます。

リーダーに必要なのは、お願いではなく、言い切りだと、本書は断言します。

明確に言い切ることで、部下も言い訳なく行動します。

リーダーは部下を評価し、部下はリーダーに評価される関係です。

本書では、必要以上に相談に乗ることも、禁じています。

必要以上に相談に乗ることは、部下の責任範囲を狭くし、言い訳できる環境を作る。」

言い訳できない環境を作れたリーダーは、孤独です。

辞めることをちらつかせて、仕事内容や処遇交渉をする部下も、発生するでしょう。

怯んではいけません。

本書の一節が、勇気をあたえてくれます。

言ったもの勝ちになった瞬間、その会社は組織として終わります。」

3.先頭は走らない

リーダーはルールと目標を設定し、部下に仕事を任せる。」

先頭を走るのは、気持ちがいいものです。

手にしたものは、なかなか、手放せません。

ですが、安心して手放せそうな一節が本書にありました。

多くの仕事において、高度なスキルは必要ないことがほとんど。」

もう一つ。

そもそも人間の能力に、そこまでの差はない。」

核心です。

能力があるかないかより、経験をしたかしないかの方が、重要です。

部下にも成長の場を与え、同じ経験をさせれば、解決します。

背中でみせる必要はありませんし、そもそもリモートワークでは背中もみえません。

目標や成果を数値で共有する仕組みが、部下の成長を促します。

健全な競争の下では、勝手に成長せざるを得ない状況になる。」

やる目的を教えてください。と言われることからは、確実に開放されます。


リーダーのやりがいがわかる一節を最後に紹介して終わります。

子育てであれば、親がいなくなっても大丈夫なように育てるのが大事。」

以上

written by yondara-wakaru